今回は、公務員採用試験を独学で受けるのか無謀なのか、についてお話します。
公務員採用試験の独学は無理なの?!
この記事を書いている私自身も、大学職員になる前に、公務員採用試験を独学で行っていたので、その大変さはよくわかります。
普通に考えでも、「公務員採用試験を独学で受けるのは無理なのではないか」と思うこともあるでしょう。
合格するひともいる
しかし、中には独学で合格するひともいます。
私も独学で勉強して、公務員採用の筆記試験には受かった経験があります。
ただ、これはあまりないケースかもしれません。
公務員採用試験に合格するひとは専門学校に通うひとも多い
なぜならば、合格するひとの多くは公務員対策専門の学校に通い、試験を受けるひとが多いからです。
公務員対策専門の学校に通い、講師からしっかり対策方法を学んだ上で、公務員採用試験を受けに来るひとも多いです。
しかも、それでも採用試験に落ちてしまうほど、公務員採用試験はなかなか難しいのです。
専門学校に通うには結構お金がかかる
ただ、専門学校に通うのは相当なお金がかかります。
学校に通うと年間100万円近いお金が必要になることもあるでしょう。
親が出してくれたり、相当な貯金がない限りは、なかなか専門学校で学ぶことはできません。
忙しい社会人はなかなか学校に通えない
それに社会人の場合だと、仮にお金があったとしても、通学する時間がありません。
なので、なかには会社を辞めて公務員採用試験のために、専門学校に通うひともいます。
しかし、そこまでするためには、生活面での余裕がない限りは、なかなかできないでしょう。
会社を辞められないひとは、忙しい合間を縫って、試験勉強しなければなりません。
もし独学で公務員採用試験に望むなら!
そこでもし、独学で公務員採用試験を受けるならば、下記のようなことをおすすめします。
科目を絞る
まずは、科目を絞ることです。
公務員採用試験の科目は、相当な種類があります。
それを全部網羅しようと思っても、なかなか時間は足りません。
網羅できずに、試験を向かえてしまう可能性もあります。
なので、科目を絞って勉強すると良いでしょう。
例えば、苦手でなかなか点数が取れない科目があれば、それを重点的に勉強する。
一方で、あまり出ないような科目、それほど点数配分も多くない科目は勉強しない、という選択もあります。
どうすれば効率良く点数が稼げるのか、考えながら勉強することも大事です。
倍率が低そうな試験を選ぶ
また、公務員採用試験は各市役所で随時行っています。
なので、いろいろな市役所の職員採用試験を受けてみるのも良いでしょう。
市役所によっては、倍率が低かったり、必須科目が少ない試験もあります。
まずは公務員になりたいのであれば、様々な採用試験を受けてみるのもひとつの方法です。
試験勉強の期間を決める
あとは、試験勉強の期間を決めることです。
公務員採用試験は、応募条件に「年齢」を設定している試験が多いですが、その条件内の年齢であれば、何回でも試験を受けることができます。
なので、試験に受からず毎年試験を受けていると、ずるずると試験勉強が長引き年齢だけ重ねてしまうことがあります。
そうなってしまうと、生活面も大変ですし、また一般企業に就職する際も不利になってしまう可能性もあります。
なので、
も必要かもしれません。それでも独学は相当大変
ただ、そうは言っても独学で試験を受けるのは、相当大変です。
公務員採用試験は高学歴なひとも多く受けている
だいたい公務員採用試験は、有名大や国立大卒の高学歴なひとも多く受けます。
しかし、そのようなひとでも落ちてしまうことがあり、それだけ公務員は人気な仕事とも言えます。
独学だと何年もかかることも
特に、あまり勉強が得意ではないひとが、独学で試験に挑むと、何年もかかることが予想されます。
その期間も生活費は当然かかるので、生活していくのも大変な上に、常に試験のプレッシャーを抱えることになります。
公務員採用試験に挑むということは、それだけ多くの時間を犠牲にしてしまう可能性があり、しかもそこまでしても結果が得られないこともあるのです。
独学だと面接対策が難しい
そして、独学で何よりも難しいのが、面接対策です。
独学では、面接対策を客観的に判断してくれるひとがいなく、また具体的な対策もなかなか得られないので、独学のひとは面接対策で苦戦する可能性があります。
事実、私も独学で試験に挑み、筆記試験には通過しましたが、面接で落とされた経験があります。
それくらい面接試験は難しく、また公務員採用試験は筆記試験よりも、面接試験こそが重要で難易度が高いのです。
どうしても学校に通えないひとは通信講座がおすすめ!
ただ、そうは言ってもなかなか専門学校に通うのも難しいことがあるでしょう。
そういう方には、通信講座をおすすめします。
今は、公務員採用試験対策の通信講座もあります。
通信講座ならば、専門学校に通うよりもだいぶ安く、また働きながらでも学べます。
独学で闇雲に勉強するよりも、通信講座の方が効率良く学べるはずです。
上記は、公務員採用試験の対策を行っている通信講座なので、気になる方はぜひチェックしてみると良いでしょう。
試験勉強にお金をかけるだけの価値はある
公務員採用試験の勉強に、お金をかけたくないひともいるかもしれません。
ただ、効率という意味でも、やはりある程度はお金をかけて学んだ方が良いこともあります。
そうしないと、何をやったら良いのかわからず、月日だけがどんどん経過してしまうこともあるのです。
試験勉強に何年も費やしていると、就職活動で不利になることも考えられます。
特に時間のない方は、限られた中で勉強していかなければならないので、このような通信講座で学ぶこともおすすめです。
公務員採用試験に挑むなら覚悟が必要
いずれにしても、公務員を目指すためには、試験勉強のために多くの時間が必要になります。
おそらく友人や恋人と会う時間も減ってしまうかもしれません。
そういう時間を削ってでも、公務員を目指す覚悟があるのか、よく考えてみることです。
公務員は、多くのひとが応募してくる人気の職業なので、公務員を目指すならば相当な覚悟が必要となるでしょう。
公務員採用試験で勉強したことは、大学職員採用試験にも役立つ!
ちなみに、公務員採用試験で勉強したことは、大学職員採用試験にも役立つことがあります。
私自身も結局公務員にはなれませんでしたが、試験勉強をしていたおかげもあり、大学職員になることができました。
なので、公務員採用試験の勉強は、他の仕事に就くために全く役に立たないわけではないので、前向きに挑戦してみるのも良いでしょう。