「大学職員の給料は高すぎ」と言われることがあります。
確かに、中小企業に比べれば高いかもしれません。
しかし、今後もその給与水準が続くとは言い切れないのです。
大学職員になれば、軽く年収600万円は超える
大学職員になれば、たとえ社会人経験の浅い20代でも、年収600万円以上になることもあります。
20代のうちから、これだけの年収がもらえる仕事は、あまり多くないでしょう。
30代でも年収1,000万円以上になることも
また、30代になると、役職や残業代などもついて、年収1,000万円以上になることもあります。
30代でも年収1,000万円を超えることがあるので、「大学職員は給料が高い」と言われたりするのです。
大学職員の年収の高さは、ボーナスが要因
おそらく、大学職員の年収が高いのは、ボーナスが大きく関わっていると思います。
なぜならば、大学職員はボーナスが基本給の5~6ヶ月分もらえることがあるからです。
ボーナスが普通の会社に比べて異様に高いので、大学職員の年収は高くなるのです。
なので、もしボーナスがなければ、大学職員の年収はそれほど高くはないと思います。
大学職員の年収は、青天井なわけではない
大学職員の年収は、一般的な平均よりは高いですが、青天井なわけではありません。
おそらく、年収1,000万円は超えることがあっても、なかなか年収2,000万円は超えないでしょう。
ただ、それでも年収1,000万円を超えれば、他の仕事よりもだいぶ年収は高く、いいかもしれません。
少子化が進む中で、いつまでも高年収が続くわけではない
このように、大学職員の年収は、一般的な企業よりも高めではありますが、それが今後も続くかは怪しいところです。
なぜならば、これだけ少子化が進む中で、十分な学生数を確保できる保証はないからです。
今後はさらに生徒の獲得も難しくなってくるでしょう。
現に、運営を縮小している大学も多くあります。
コロナの影響もある
また、昨今ではコロナウィルスの影響により、多くのところで、オンライン化が進んでいます。
当然、大学も今後はオンライン化を益々考える必要がありますし、学生獲得もこれまでと同じようには行きません。
不況も続くでしょうから、大学経営もさらに苦しくなるはずです。
なので、これまでと同じような高年収を期待できるかは、わからないのです。
高年収を狙うならば、有名大学を狙え
もし、これから大学職員として高年収を狙いたいならば、有名大学の職員を目指すことです。
誰もが知る有名大学、倍率の高い大学ならば、生徒も確保しやすいので、まだ高年収が狙えるでしょう。
ただし、有名大学の職員採用は難易度が高い
しかし、有名大学の職員採用は、他の大学に比べて、難易度が高めです。
競争率が高いので、普通に採用試験を受けても、なかなか採用してはもらえないでしょう。
それでも、中小企業よりは大学職員の方がまだ安心できるかも
大学職員の年収の高さ、また将来についてもお話ししましたが、それでも、一般の中小企業に比べると、大学職員の方が年収は高めです。
なので、年収が高いうちは、まだ大学職員を目指すのもありかもしれません。
ただ、将来を考えると、いつまでも高年収である保証はないので、将来へ向けての意識はした方がいいかもしれません。
副業を始める
今後は、大学職員の給与も安定しているとは限らないので、副業を始めることです。
大学職員でも始めやすい副業はあります。
収入面をカバーする上でも、ぜひ目を向けておくべきでしょう。