意外に思うかもしれませんが、実はうつ病になる大学職員は、少なくありません。

むしろ、他の職場に比べても、多い方かもしれません。

大学職員にうつ病が多い理由

大学職員にうつ病が多い理由

私も大学職員になる前は、「なんで給料もそこそこ良くて、しっかり休みも取れる仕事でうつ病になるのか」と疑問に思っていました。

しかし、実際に大学職員になって、ある程度働くとその理由が見えてきました。

大学職員の仕事にも、精神を蝕んでいく闇の部分が存在します。

今回は、大学職員がうつ病になりやすい理由について、説明していきます。

極度の閉鎖的な縦社会

学校という組織だからか、大学職員の職場は一般的な職業に比べて、かなり閉鎖的で縦社会が強いと感じます。

なかなか他の業界のひとと知り合う機会がありませんし、ある意味で風通しの悪い環境です。

また、教師と生徒という立場意識の強い環境なので、上下関係が厳しい印象があります。

役職がつくほど当然偉く、下の人間が意見を言えない雰囲気があるのです。

我関せずの職場体質

また、意外かもしれませんが、大学職員は部署間の交流が少ないように思います。

むしろ、あまり関わりたくないような印象を感じることさえありました。

どこか事なかれ主義的で、自分の仕事だけに専念し、他のひとの仕事には興味を示さない感じがします。

学校という組織でありながらも、結構個人プレーに走る職員も多いのです。

なので、他の部署が何をしているのか知らないことが多いですし、誰かの責任を背負うことはありません。

同じ職場でありながら、他の部署の状態が悪くても、あまり協力しないひとも少なくないのです。

大学職員になる前は、もっとチームワークのある職場環境をイメージしていたのですが、実際は悪い言い方をすると、相手に関心を示さずチームワークが機能していない感じがしました。

教授や上司からのプレッシャー

また、平職員は教授や上司から結構なプレッシャーを受けることがあります。

教授によっては、立場の弱い職員を見下すようなひともいますし、またその教授に媚を売る上司の職員も結構います。

そういうときは、つくづく厳しい上下社会を感じますし、対応に接することはまずできない環境です。

むしろ、上の立場のひとたちは、そのように扱われて当たり前かのような考えをしています。

ひとより上の立場にいることが、自身のステイタスであるかのように思っている教授や上司は、大学の職場でも結構いると思います。

変化のないルーティンワーク

そして、大学の職場はとてもルーティンワークが多いです。

季節ごとにイベント(入試や卒業式、オープンキャンパスなど)に沿う形で仕事が行われるので、大抵前年と同じような仕事が続きます。

また、大学という組織柄か、あまり新しいことに挑戦しようとはせず、保守的な考えが強いように思います。

何か新たにことを始める際も、他大学の動向を見ながら、動き始めることが多いです。

なので、職員によっては変化のない環境に、疲弊してしまうこともあるでしょう。

漠然とした将来への不安

また、漠然とした将来への不安もあるかもしれません。

今は、大学職員であっても、生徒数は減る傾向にあり、安心できるわけではありません。

また、所詮大学職員は、事務職として他業界から見られていることが多いので、大学職員を離れてしまうと他業界への就職が厳しくなる可能性があります。

なので、大学職員は、漠然とした不安を抱えながらも、日々の仕事をこなしていたりするものです。

精神的に病み、フェイドアウトしていく職員も少なくない

精神的に病み、フェイドアウトしていく職員も少なくない

このように、閉鎖的で上下関係の厳しい職場だからこそ、精神的に病んでしまう大学職員も少なくありません。

また、うつ病になってしまう職員の中には、いつの間にかフェイドアウトして退職してしまうひともいます。

なので、大学職員の仕事は決して天国なわけではなく、実際は闇があり、精神的にも辛いことが多いことを知っておいた方がいいと思います。

表面的な情報だけに騙されないように注意することです。