「大学職員って気楽に仕事ができて楽しそう!」
私も大学職員になる前は、そう思っていた。
けど、現実は全く違った!
大学職員になる前に抱いてた希望
大学職員になったことがないひとは、「大学職員は楽そう」「学校で働くから楽しそう!」「学校づくりに参加でき、やりがいが持てそう!」と思うかもしれない。
当の私も、大学職員になる前は、そのような夢・希望を持っていました。
大学職員になって知った絶望
けど、いざ大学職員になってみると、あまりの理想と現実の違いに、絶望しかありませんでした。
はっきり言って、大学職員の仕事は、何も楽しくない!
他のひとは、それなりに割り切って仕事をこなせるかもしれない。
けど、私からしたら、全く楽しくないので、とにかく辛かった。
なぜ大学職員の仕事が楽しくなかったのか、私なりに思ったことを述べていこう。
上司や教授に気を使う日々
まず、何が辛いって、上司や教授に気を使わなければいけないこと。
大学職員の世界は、ものすごく縦社会で、役職がものを言う世界。
立場が下になればなるほど、冷めた目で見られ、扱いもひどい。
まさに見下されたような気分を、平の大学職員になれば、何度も体験することができます。
圧倒的なルーティン作業
また、雑務が多く、ルーティン作業が半端ない。
特に目新しい仕事というわけではなく、毎年同じような仕事をこなしていく。
それでいて、量が半端ないので、なかなか終わらない。
また、仕事を押し付けられたりするので、理不尽さを感じながら働きます。
学生と仲良くしてはいけない壁
さらに、なぜか学生と仲良くしてはいけないような壁が設けられている。
大学職員になる前は、ある程度学生と楽しく仲良くできるのかと思えば、学生とは仲良くしてはいけない空気感があります。
だから、学生も大学職員を嫌う傾向にあり、双方の溝は深まるばかり。
一向に上がらない給料
さらに、仕事は忙しくなれども、一向に給料は上がらない。
役職がつく職員はごく一部で、しかも出来レースのように、あらかじめ誰が役職につくかも決められている。
あなたが大学職員になっても、まず役職につける確率は低いと思った方が良いです。
当たり前にあるサービス残業・休日出勤
しかも、大学職員は当たり前のようにサービス残業・休日出勤があります。
例えば、センター試験の時期は、寒い早朝から深夜まで、準備作業に追われたりします。
しかも、振り替え休日も他の仕事があったり、上司の許可がもらえず、なかなか休日がもらえないこともあります。
私も月にほとんど休みがもらえなかったときもあります。
出る杭は打たれる学校組織
特に大学職員は、横並び的な考えが強いので、あまり出しゃ張ると、出る杭打たれます。
なので、あまり目立たないように、影でこそこそ仕事をするような気分です。
上司に目をつけられないように、静かに毎日の仕事をこなしていきます。
大学職員に理想を抱くのやめた方がいい
このような状況下で、あなたは大学職員の仕事が楽しいと思えますか。
私は、理不尽な扱い、変化のない環境に、全く楽しくありませんでした。
だから結局やめました。
もしあなたが、上司や教授の顔色を伺いつつ、長時間のルーティン作業をこなすのに苦がなければ、大学職員の仕事は良いかもしれません。
しかし、そうではないならば、大学職員になるかは、よく考えるべきでしょう。